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  父  〜変革No4より〜
  1967年 グループ変革に投稿 小波 淳(ペンネーム)

 

あるとき僕は父をわらいました
僕とは血のつながりしかないとおもっていた父を
そしたら
父はかるいえみをうかべていっていました
父はむごんのなかにいっていました

おまえはどんなゆめをみているのかな
わたしにはわからないよ

僕はなぜわらったりしたんだろう
僕は僕のなかにいない父をむししたとき
父がかわいそうにおもえたんだ
そしてわらってしまったんだ
でもかわいそうなのは僕だったんだ
僕が父をむししただけで
父は あいかわらず
僕のなかでえみをたたえていました

父はいいました
あそびごとはそれくらいにして
そろそろべんきょうにあたまつかっては
もうすぐしゅうしょくだよ

僕はひやみずをかけられたようなきがしました
それはきょくりょくさけていたことでした
僕はこたえました
ちゅうこくはきいておきます
きめるのは僕ですから
こういってしまって
父とはなしあえないじぶんにはらただしさをおぼえました

そしたら
えみをたたえていた父のかおがすこしゆがみました
ばんしゃくで わずかにあからんだかおをしていいました
それでもいいだろう
でも
じゅうけつしためは
ふまんをかくしきれていませんでした

そのときでした
また僕がわらってしまったのは
父もやはりわらっていました

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